ディズニーランドにある白黒の模型は何のため? 夢の国ならではの誰もが楽しめる配慮
マニア歴12年のディズニーブロガーだから知っている東京ディズニーリゾートの話 第3回
東京ディズニーリゾートの楽しみといえば、アトラクションやショーだけだと思っていませんか? しかし、十数年パークに通うディズニーブロガーのみっこさんは、「アトラクションやショーの魅力はもちろんですが、ふとした光景に隠れているこだわりを見つけるとパークで味わえる感動は何倍にもなる」と言います。最新刊『思わす話したくなる究極のディズニー』より、東京ディズニーリゾートのバリアフリーにまつわるエピソードを紹介します。
◆さわって確かめられるアトラクションの模型が用意されている
小さな子どもから年配の方まで、さまざまなゲストが楽しめる配慮がされているディズニーリゾート。近年外国人ゲストが増加したことで、多言語の案内やアナウンスがパーク内の施設にも増えてきました。
また、ハンディキャップを持つ方も楽しめるような配慮がパークではされています。
例えば、ディズニーランドの「メインストリート・ハウス」。ここはインフォメーションや遺失物、各種問い合わせ等に応じてくれる場所ですが、このカウンターの奥にディズニーキャラクターのフィギュアが並んでいることがあります。
ミッキーをはじめとする、おなじみのキャラクター達のフィギュアはなぜか白黒。一見すると「レトロミッキー」のような外見に思えるこちらは、「スケールモデル」と呼ばれるもの。
視覚等に障害を持つ方のために用意された「手で触ってキャラクターの形を確かめる模型」なのです。ボタンを押すとキャラクターの声が出るので、「触覚」と「聴覚」からキャラクターの雰囲気を知ることができます。
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